コーデュロイ、忘れられていました(笑)。だから改めてご紹介します!
福岡・今泉のオーダースーツ専門店TAILOR Blades(テーラー・ブレイズ)から、改めてその魅力と、英国ブリスベン・モスの現物生地4色、特別価格(※着数限定)についてご紹介します。
こんにちは、福岡・今泉のオーダースーツ専門店
TAILOR Blades(テーラー・ブレイズ)福留です。
先日、お客様とお話ししていたときのこと。
『コーデュロイが欲しいんですよね』
それなら、ちょうどいい生地がありますよ!
実は、以前のブログでもご紹介していたんです。
ところが、当店のブログを本当によく読んでくださっているそのお客様が、『コーデュロイの記事、ありましたっけ?』とのこと。
おかしいなぁと思ってよくよく話してみると……ツイードの印象が強すぎて、コーデュロイの影が薄かったようです(笑)。
実際にお客様に生地をお見せしながら、私自身も改めて『コーデュロイ、いいな』と思いました。
そこで今回は、コーデュロイだけのお話を書きたいと思います。
◉いま、店にコーデュロイの生地が揃っています
フェアが終わり、コーデュロイの生地がまとまった数、店に残っています。
ひとつの反物から何着も取れるものもあれば、一着分だけのものもあります。数には限りがありますが、今の季節、これは即戦力です。

◉コーデュロイって、どんな生地?
改めて整理すると、コーデュロイの良さは次の5つに集約されます。
① 見た目より、ずっと暖かい
表面の凹凸、これを畝(うね)といいますが、この畝と畝の間に空気がたまります。空気は断熱材になるので、薄手に見えても保温性はかなりのものです。
綿なのに、ウールのジャケットに近い安心感があります。真冬ならコートの下に一枚、という使い方がいちばん分かりやすいと思います。
② とにかく丈夫
コーデュロイは、もともと作業着の生地です。18世紀のイギリス・マンチェスター周辺で盛んに織られていたことから、『マンチェスター』とも呼ばれていました。
デニムと同じワークウェア出身、と思っていただければ近いです。擦れに強く、何年も履き続けられる。トラウザーズとの相性がいいのは、そういう理由です。
③ 柔らかくて、肩が凝らない
ここは、実際に着ていただくといちばん差が出るところです。
ウールのツイードは、チクチクする人にはどうしてもチクチクしますし、肩に力が入ります。コーデュロイは綿の起毛なので肌当たりが柔らかく、腕もよく動きます。
一日着ていても疲れない。オーダーで作ると、この『疲れなさ』がよく分かります。
④ 表情があって、育つ生地
光の角度で畝に影が入り、同じ色でも見え方が変わります。
そして使い込むと毛が寝て艶が落ち着き、少しずつ色が深くなる。経年変化を楽しめる、数少ない生地です。デニムと同じで、買ったときがいちばん『新品』で、そこから育っていきます。
⑤ 合わせるのが簡単
『つい後回し』にされがちな生地ですが、実はいちばん使いやすい。その理由がこれです。
コーデュロイの立ち位置は、デニムとほぼ同じ。白シャツ、タートルネック、ニット、スニーカー、ローファー、革靴。何を合わせても外れません。
ネクタイを締めれば仕事にも行けるし、外せば休日の装いに。柔らかい印象になるのに、だらしなくならない。このバランスがちょうどいいんです。

このシーンでネイビーのケーブルニットの下に履いているトラウザーズはモールスキンですが、まんまコーデュロイに変えてもよく合います。(写真集:『Dressed to Kill: James Bond, The Suited Hero』より)
◉コーデュロイの太畝(ふとうね)と細畝(ほそうね)
コーデュロイは、畝の細かさで印象がガラッと変わります。
畝の数は『ウェール』といい、1インチ(約2.5cm)に何本入っているかで表します。本数が少ないほど、畝は太くなります。
畝数の目安(1インチあたり)
・太畝:6本前後 カジュアル、力強い
・中畝:9本前後 中間。迷ったらここ
・細畝:15本前後以上 上品、艶やか、ドレス寄り
太畝は、トラウザーズや大きめのジャケットで存在感が出ます。がっしり見えるので、細身の方にもおすすめです。
細畝は畝が細かいぶん光の反射も細かく、遠目にはウールの生地のようにも見えます。
◉今回ご用意したコーデュロイは4色
◎8Wale Corduroy 680gms 100% cotton
色:ネイビー・ピンク・金茶
◎12Wale Corduroy 460gms 100% cotton
色:ダークブラウン
ダークブラウンだけが細畝で、ほかの3色は太畝です。

ネイビー(太畝)
最初の一着ならこれ。ジャケットでもスーツでも、トラウザーズでも。
ネイビーは合わせる色を選ばないので、コーデュロイが初めての方でも失敗しません。
金茶(きんちゃ・太畝)
コーデュロイらしさがいちばん出る色です。英国カントリーの定番で、ベージュやブラウン、グレーと合わせると気持ちいい。スーツ、ジャケット、トラウザーズ、全部いけます!


左より時計回り:アンソニー・パーキンス→ダスティン・ホフマン→ポール・ニューマン(写真集:『Hollywood and the Ivy Look』より)
ピンク(太畝)
「え、ピンク?」と思われるかもしれませんが、意外とこれがいちばん今っぽい色です。
派手なピンクではなく、くすんだピンクなので、柄シャツを一枚取り入れるような感覚で使えます。グレーやネイビーに一点だけ。ジャケット、トラウザーズ単品で楽しみたい色です。もちろん、ウィンザー公のように上下でもOKです!




ダークブラウン(細畝) 完売
4色の中で唯一の細畝です。艶が細かいので、スーツにも向いています。


黒に見えて黒じゃない、というのが大事なところで、黒より柔らかく、茶色ほど軽くもない。グレーや生成りのシャツ、ネイビーのニットとよく合います。
◉コーデュロイの価格のお話
正直に書きます。
現物生地の特別価格(税込)
・ジャケット 66,000円〜
・スーツ 99,000円〜
・トラウザーズ 33,000円〜
※着数限定
※バンチブックからのオーダーと比べると50〜40%OFFの特別価格
かなり安いです!
なぜこの価格で出せるのか?
理由はシンプルで、すでにお店にストックしている生地で、仕入れ価格をかなり抑えているからです。
通常のオーダーは、ご注文されたアイテムに必要な用尺を国内外の生地メーカーに発注するので、そのぶん取り寄せのコストと時間がかかります。
今回はその部分がありません。
だから、この価格でご案内できます。
そして、コーデュロイを通常の価格でオーダーすると、どうしても安くはありません。だから多くの方がこう考えます。
『その値段を出すなら、普通のウールのスーツやトラウザーズを作ろうかな〜』
お気持ちはよく分かります。その結果、コーデュロイは『いつか作ろう』の棚に置かれたまま、なかなか順番が回ってこない。
でも、既製品のコーデュロイのジャケットやスーツ、トラウザーズも、それなりのお値段がします。
サイズが合っていればいいのですが、合っていないものを着ると、この生地の良さは半減します。柔らかい生地なのに、肩が窮屈では意味がありません。
それなら、ご自分の寸法で、この価格。
しかも英国ブリスベン・モスの生地です!
十分にご納得いただけると思います。
◉正直な注意点
いいことばかり書くのもおかしいので、弱点も書いておきます。
畝がつぶれることがあります。
車の運転、長時間のデスクワーク、シートベルトが当たるところ。毛が寝て、そこだけ色が変わって見えます。これはコーデュロイの宿命です。ただ、ブラシで毛を起こしたりスチームを当てたりすると、かなり戻ります。完全には戻りませんが、それも含めて味だと思える生地です。
個人的には、畝がつぶれて、ヒジやヒザが抜けるくらい着込んだ感じが最もカッコ良いと思ってます。
洗濯機は避けてください。
ジャケットやスーツはもちろん、トラウザーズもクリーニングをおすすめします。形が命なので。
基本はカジュアル寄りです。
冠婚葬祭や、かっちりしたビジネスシーンには向きません。
ただし、最近はビジネススタイルも以前とは違いますので、職種や職場のドレスコード次第では全然仕事着としても着ていただけます。
◉最後に
コーデュロイは、特別な日の服ではありません。
着ていて楽で、合わせやすくて、柔らかい印象になる。それでいて、ちゃんと格好いい。秋冬のあいだ、いちばん出番が多くなる生地だと、私は思っています。
今から動けば、寒さが本番になる頃にちょうど間に合います。数に限りがありますので、気になる色があれば早めにご連絡ください。
店頭で生地に触れていただくのがいちばんです。手に取ると、写真で見るよりずっといいので。
しつこいですが、ブリスベインモスのコーデュロイを今後この価格では絶対に出せません。
着数限定ですのでお早めに!
オーダーのタイムミングも今がベストです。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
TAILOR Blades 福留
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